「黎明」など、夜が明けようとする状況を表現した言葉はすぐ思いつくが、夜が白々明け始める少し前の時点を簡潔に言い表す言葉は意外に見当たらない。怪談話で頻出する「丑三つ時」は、いまでいう深夜2時頃だし、午前4時あたりを指す「寅三つ時」では雰囲気がない。強いて言えば「夜明け前」か。 なぜそんなことを考えたかというと、7月から米国でサービスを開始していた「Google In-App Payments API」が、日本を含む17カ国向けにもスタートしたからだ(リンク)。これで、ウェブアプリにGoogleによる課金機能を実装できるようになり、これまで難しかった小額課金への道が開ける。しかし、米国の状況を聞くに、まだブレイクの気配はない。ウェブアプリの可能性を前提にすると、黎明というには少し早く、夜明け前と表現したほうが的確だ。 以前もこのブログに書いたが(リンク)、GoogleのMotorola Mo