2025年大阪・関西万博の会場となる人工島・夢洲(大阪市此花区)に新設する夢洲駅(仮称)の周辺開発を巡り、同市が街の魅力を高める施設の建設や運営を担う民間事業者を公募したが応募がなく、開発予定地のうち駅前施設を公費で整備する方針を固めたことが30日、関係者への取材で分かった。市幹部は「必要最低限の整備となる」と指摘した。 夢洲は大阪府市が誘致を進めるカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の会場予定地でもある。万博後も集客が期待できるとにらんで民間投資を見込んでいたが不調となり、万博開催までの工期を踏まえて方針転換を余儀なくされた。