米国が実施した新型の未臨界核実験に対し、長崎市の田上富久市長は23日、「核兵器のない世界を目指す世界の多くの人々の期待を裏切るものだ」とする抗議文をオバマ大統領あてに郵送した。ルース駐日米大使にも、長崎、広島両市など271の県区市町村が加盟している「日本非核宣言自治体協議会」の会長として抗議文を郵送した。 原水爆禁止長崎県民会議など長崎県内の被爆者5団体も同日、「東京電力福島第一原発事故による核の恐怖が日本中を覆う中、いかなる核実験も許すことはできない」などとする抗議文を在日米国大使館にファクスで送った。また、菅直人首相にも今回の新型核実験に抗議するよう求める文書を送った。