靖国神社に放火した中国人容疑者を韓国政府が韓国高裁の政治犯認定を受けて、日本への身柄引き渡しを拒否し中国へ送還した件です。 韓国政府が政治犯として日本の身柄引渡し要求を拒絶したことの背景に、日本国内の政治権力争いに外交が利用された結果、日韓、日中関係が急激に悪化したという情勢があることは否定できません。 政治犯認定に政治的な判断が入るのは、冷戦時の東西対立を思い起こせば至極当然の話でしかありません。 したがって、今回の韓国の対応を見て、韓国が日本よりも中国を隣国として重視していると判断することは正しいと言えるでしょう*1。 しかしながら、こういった政治判断と政治犯認定が不当かというのは別の問題です。 (産経)【主張】靖国放火男 「政治犯」認定はおかしい(2013.1.5 03:31) 靖国放火容疑者 韓国の引き渡し拒否は不当だ(1月6日付・読売社説) (毎日)社説:安倍政権の外交 アジアで