横浜マリンタワー(横浜市中区)は、エコへの取り組みとして、使用済みの家庭の食用油を回収するプロジェクト「横濱油田」を開始した。 この試みは、ユーズ(東京都墨田区)が行っているプロジェクト「TOKYO油田2017」を横浜でも実施しようと先月からスタートさせたもの。「TOKYO油田2017」は家庭や飲食店、行政・店舗・企業などの回収拠点から使用済みの食用油を回収し、二酸化炭素を発生しないバイオディーゼル燃料(VDF)や飼料、肥料等のエコ資源としてリサイクルを行っている。 全国で使用されている天ぷら油(食用油脂)は年間約40万キロリットルと言われており、そのうち家庭での消費が半分を占める。しかしその多くは廃棄されているのが現状で、中には直接排水溝に流されているものもあり、環境への負荷原因となっている。 だが、廃油は上手に再利用することで、さまざまな資源として生まれ変わることができる。そのひとつで