もともとは自分と異なる属性に対しておこなわれた政策であっても、おかげでなんらかの利便性をえられたことが誰にだってあるだろう。 もちろん自分に利益がなくてもバリアフリーを目指すべきという理想は大切だが、異なる局面や未来における自身の利便性を想像することもできるはずだ。 しかしバニラ・エア航空の一件を見ていると、全体にとっての利益となる訴えに対してさえ、被害者個人の問題とみなしたがる無残な反応が散見される。 ここにバニラ・エア航空の問題が今件以前に可視化されていなかったという反省は見られない。 そもそも往路では同行者の助けでタラップを降りて、それが同社の規則違反だと復路でつたえられた経緯から、航空会社側の立場だけで考えても不手際があったと認めざるをえまい。 http://www.asahi.com/articles/ASK6H4HCWK6HPPTB004.html 木島さんは関空の搭乗カウンタ