そんな「マグロのプロ」に回転ずしのマグロのナゾをぶつけてみたところ、 「なんで100円で食べられるんだろうね、俺もわかんないよ(笑)。まあ、すし屋や流通業の努力ってことだよね」 なるほど、営業努力......確かにそれに尽きるのかもしれません。ではせめて、マグロをおいしく食べ続けられる未来のために消費者に何ができるのか聞いておかねば。 ということで取材を続けていくと、驚きの答えが返ってきました。 「消費者にできることって、何もないんだよね」 できることは何もない。もはや「海の豊かさを守るために発信する」というGyoppy!のコンセプトにも関わる話になってきました。 しかし、「できることはない」と言いつつ、約20年欠かさず一般消費者への発信も続けておられる生田さん。 やがて取材は魚の話を飛び越え、「漁業を変えるには政治が大切」というテーマにまで行き着きます。テーマとして一見結びつきづらい、「