実在のスーパースター、ビヨンセのファンダムBeyHiveを元ネタにしたAmazon Primeドラマ『キラー・ビー(原題 Swarm)』。現実ネタはたっぷりで、音楽作品のみならずゴシップ騒動もそろっている。妹が夫を暴行したエレベーター映像、パーティーで噛まれた噂、彼女をバッシングしてファン軍団から犯罪予告されたトランプ支持者の有名人etc……ただし『アトランタ』のドナルド・グローヴァー監督だけあって、額面どおりに受け止めるべきファンダム批評でもなさそうだ。 ※以下ネタバレ 悲しみよさようなら まずこれ、共同ショーランナーのジャニーン・ネイヴァースが言うように「主人公ドレが彼女なりの方法で悲しみを乗り越える話」である。最終話、ついに行けたコンサートで、ドレは憧れのナイジャ≒ビヨンセと対面する。しかし、舞台上のスターの顔は、姉のマリッサだ。額面どおり受けとめれば、ドレにとってのコンサートとは「
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