夏至から七夕へ。 一年で一番昼が長く、雨の似合う花の咲く季節。 農事暦でみても、この日までに田植えを終わらせる重要な節目ですね。 今年もちょうど半分、折り返し地点となりました。 夏越の大祓@白鬚神社(向島) 半年詣りはちょうど一年の半分を過ぎた日に、過ぎた半年の厄、災いを祓い、無事を感謝すると共に、残る半年の無病息災、健康を祈り、神社におまいりする習俗、ならわしです。 夏越の大祓(なごしのおおはらへ)とも、水無月大祓(みなづきおおはらへ)とも言い、日常知らず知らずのうちに犯し、身に付いた罪・けがれ・災いを「人形・ひとがた」に託して、茅の輪をくぐり、心身を清め、残る半年を新たな清々しい気持ちで日々過ごすことができるように、無事安全、無病息災を祈る伝統行事です。 歴史を遡ると、奈良時代にはじまったと記録が残るこの神事。701年、大宝律令によって定められた宮中の公式行事でした。以来100年近くは