米ネット検索最大手グーグルはソチ五輪の開幕前の6日から、トップページに、五輪旗の5色ではなく同性愛の権利運動を象徴する6色の「レインボーフラッグ」をあしらったロゴを掲げ始めた。未成年に対する同性愛の宣伝を禁止する法律を成立させたロシアへの抗議を表している。 ロゴには、フィギュアスケートやスキーなどの選手の絵柄の背景に赤とオレンジ、黄、緑、青、紫の各色を配し、五輪憲章から「すべての個人はいかなる種類の差別もなくスポーツの機会を与えられなければならない」との文章を添えた。 グーグルの広報担当者は「公式の声明は出さない」としたうえで、「それ(色)自体が雄弁に物語っている」と補足説明した。五輪をめぐってはロシアの反同性愛法成立を背景に、オバマ米大統領ら多くの首脳が開会式を欠席した。(ロサンゼルス=藤えりか)