JR豊肥線 目をむく惨状 豪雨被害公開 2012年8月25日 00:15 カテゴリー:社会 九州 > 熊本 豊肥線の宮地─波野間で、築堤が崩れ宙に浮いた状態になった線路=24日午後、熊本県阿蘇市JR豊肥線「坂の上トンネル」から枕木とともに流出し、とぐろを巻くように線路上に積み上がったレール=24日午前、熊本県阿蘇市 JR九州は24日、九州北部豪雨で大きな被害を出した豊肥線で、最も痛手を被った宮地-波野間(熊本県阿蘇市)を報道陣に公開した。今回の災害では、現地の記者としてさまざまな被災のありさまを見てきたが、豊肥線もまた、目をむく惨状にあった。 大分県と熊本県を結び、九州を横断する豊肥線は1928年、未開通だった宮地-玉木間(31・5キロ)が結ばれ、全線開通した。このうち宮地-波野間は10・7キロ。豊肥線では最長の駅間距離で、標高差200メートルを超える阿蘇外輪山を上る難所中の難所だ。