小平市は8日、新年度一般会計当初予算案を発表し、建築家妹島和世さんが設計した公民館と図書館の複合施設(仲町)=イメージ図=の建築費などとして2億9200万円を計上したことを明らかにした。総工費は約8億5000万円。 妹島さんは建築界のノーベル賞とされる「プリツカー賞」を受賞し、フランスのルーブル美術館分館を手がけた。建物は地下1階、地上3階で、延べ床面積は約1455平方メートル。周辺の緑と溶け込んだ地域のシンボルとなるよう設計され、完成は2014年度の予定。小林正則市長は「市の観光名所となることを期待している」と話した。 当初予算案は一般会計が前年度比0・3%増の564億7000万円で、特別会計を含めた総額は同1・3%増の928億6500万円。