新科目「総合教養」導入、センター利用廃止 グローバル人材の育成を目指す国際基督教大学(東京都、ICU◎)が、大胆な入試改革に乗り出している。 政府の教育再生実行会議が大学入試センター試験の見直しを提言するなか、入試のあり方を再検討する動きは各大学で強まりそうだ。同大の改革の狙いを、日比谷潤子学長(56)に聞いた。 大学の講義に近い問題 ――新たに導入される入試はどんな内容か。 「来春の2015年度入試から方式を大きく変える。目玉となるのは、新しい試験科目『総合教養』。受験生は、スピーカーから流れる講義を聞いた上で、人文科学、社会科学、自然科学の各分野にまたがるような問題を解く。教科横断的な出題はこれまでも行っていたが、限りなく大学の講義に近い環境で入試を行い、大学が求める学生の能力をみられるようにしたい」 「一部の定員枠については、海外の大学が留学生の選考に使うIELTS◎やTOEFL◎な