飲料大手のカゴメ(名古屋市)は24日に開かれる「東京マラソン」で、ランナー向けに3万6千個のトマトを無料で配る、と発表した。カゴメの研究で、トマトジュースには運動時の疲労を和らげる効果があることが判明しており、無料配布で「マラソンにはトマト」をPRしたい考え。 カゴメはトマトジュースの運動時の効用をランナーに浸透させようと、今月から皇居周辺のランナーが利用する施設で、トマトジュースを無料配布している。 東京マラソンで配るのはジュースではなく、中型トマト(4千個)とミニトマト(3万2千個)。スタート前とゴール後、4カ所の補給所で配る。参加予定者は3万6千人で、1人1個食べられる計算だ。 マラソンで配られる食品は、素早く栄養補給ができるバナナが一般的。東京マラソンでは米食品大手のドールが昨年バナナを配っており、今年も配る予定。カゴメは今回が初提供で、バナナかトマトどちらを選ぶか迷うランナ