Dan Kogai(小飼 弾)氏の 文脈論、または文法におけるその欠如、または"I love you"を日本語に訳せない理由という記事に反論を。 文脈というものがいかに文法において軽視。いや無視されているかは、Wikipediaをざっと眺めるだけでも感じ取れる。 (中略) 文法、あるいはGrammarに比べて、なんとそっけないことだろう。あたかも「文脈は文法ではスルーする」ということが、言語学者たちにとって世界共通の文脈であるかのように。 物理学の初心者向けのテキストで力学のごく基本的なところを学ぼうというとき、そのテキストが摩擦に触れていなかったとしたら、あなたはそれを評して『「あたかも「摩擦は力学ではスルーする」ということが、物理学者たちにとって世界共通の文脈であるかのように。』なんてことを言うのだろうか? 物理学者はスルーしているのでもなければ、研究していないのでもない。あくまで初心