大阪大学大学院の50代の男性教授が、研究費を業者に預ける「預け金」と呼ばれる方法などで、10年以上前から不正な経理処理をしていた疑いのあることが大学の調査で分かりました。不正に処理された金額は合わせて1億5000万円以上にのぼり、一部は私的に流用されたとみられるということで、大学は教授の処分や刑事告訴を検討することにしています。 不正に関する情報が寄せられたことから、大学が調査委員会を設けて調査した結果、この教授は、10年以上前から研究費を業者に預けて管理させる「預け金」と呼ばれる方法などで、不正な経理処理をしていた疑いのあることが分かったということです。 関係者によりますと、不正に処理された金額は合わせて1億5000万円以上にのぼり、一部は私的に流用されたとみられるということです。NHKの取材に対し、この教授は「今の段階で何も話すことはできません」としています。 大学は、教授の処分や刑事