転職の季節でもある年度末、ネット上で「退職エントリ」を見かけることは珍しくなくなりました。IT業界を中心に2005年ごろから書かれはじめたと言われる退職エントリ。いったいどんな人が、どんな思いで書き連ねてきたのか。時代を映し出す退職エントリを100本読んで見えたのは「日本の会社員の裏面史」でした。(櫻井紫乃) 【マンガ】過労自殺「死ぬくらいなら辞めれば」ができない理由 共感を呼んだ体験漫画 2003年はブログ元年といわれ、「はてなダイアリー」や「livedoor Blog」、「Seesaa Blog」、「ココログ」などのサービスが広まりました。 発信の主体がメディアだけでなく個人に拡大しはじめた時代だと言えます。 その代表が「ブログの女王」こと眞鍋かをりさんです。「日常」をおもしろおかしくつづった文章は、多くの読者を集めました。 眞鍋さんをはじめ、この頃のブログの内容は書き手の「日常」が主