航空機大手の米ボーイングは21日、運航を停止している737MAXの顧客に対し、年央までは運航再開の承認が出ない見通しを明らかにした。従来の見通しより運航再開が少なくとも6カ月遅れることになり、同社の財務に新たな重しとなる。 ボーイングはMAXを巡り最近発覚した2件の問題に対処するため、再開時期の見通しの修正を図っている。最近見つかったソフトウエアの不具合への対応は予想より多くの作業が必要な上、監査で機内の一部配線の変更が必要なことが分かっている。同社は21日の発表文で、MAXの運航再開の最終決定は米連邦航空局(FAA)の手に委ねられていると説明した。 ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、ジョージ・ファーガソン氏はリポートで、さらなる遅れは「納入を減らし、ボーイングの航空会社への返済を増やすことになり、100億ドルを容易に超えると考えられる」と指摘。「ボーイングは航空会社に失われた
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