【ニューヨーク時事】米カリフォルニア州を拠点とする個人向け遺伝子検査サービス会社「23アンドミー」は8日、血液型がO型の人は新型コロナウイルスに感染する「リスクが低い」との暫定的な研究結果を発表した。 血液型を決定するABO遺伝子の差異が感染のしやすさに影響している可能性があるという。 同社の研究に参加した75万人以上のデータによると、O型の人は他の血液型の人に比べて、新型コロナへの感染率が9~18%低かった。年齢や性別、民族のほか、基礎疾患の有無や肥満度などの違いを考慮しても同様の結果が出たという。一方、O型以外の血液型の間に統計的な差はなかった。 23アンドミーは「他の全ての血液型と比べ、O型は(新型コロナ)ウイルスから守られているようだ」と指摘。「研究はまだ極めて初期段階にある」として、参加者を増やして研究を継続する方針を示した。