2021年12月8日のブックマーク (3件)

  • イソギンチャクの体の構造に“相称性の二刀流”を発見

    理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター形態進化研究チームのサフィエ・エスラ・サルペル訪問研究員(日学術振興会特別研究員-PD、大阪大学大学院招へい研究員)、平井珠美テクニカルスタッフ、倉谷滋チームリーダー(開拓研究部倉谷形態進化研究室主任研究員)、大阪大学大学院理学研究科の藤仰一准教授らの共同研究グループは、「タテジマイソギンチャク[1]」に左右相称[2]の個体と放射相称[2]の個体が混在することを発見し、両者の体づくりを共通の仕組みで説明する数理モデルを提案しました。 研究により、現生のほとんどの動物に共通する左右相称性と、進化において祖先的な動物である刺胞動物門[3](クラゲ、イソギンチャクなど)で見られる放射相称性の体づくりの仕組みの関係や、相称性がどのように進化してきたかについての理解が深まることが期待できます。 これまで、左右相称性と放射相称性が同じ生物で現れること

    イソギンチャクの体の構造に“相称性の二刀流”を発見
    dltlt
    dltlt 2021/12/08
    プラヌラが定着してイソギンチャクとなった場合、どちらになるのか? その場合も、まず管溝が形成されるのだろうか?
  • 新型コロナウイルスに殺傷効果を持つ記憶免疫キラーT細胞

    理化学研究所(理研)生命医科学研究センター免疫細胞治療研究チームの清水佳奈子上級研究員、藤井眞一郎チームリーダー(科技ハブ産連部創薬・医療技術基盤プログラム副プログラムディレクター)らの共同研究グループは、ヒトの体内に存在する季節性コロナウイルス[1]に対する「記憶免疫キラーT細胞[2]」が認識する抗原部位を発見し、その部位が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のスパイクタンパク質[3](Sタンパク質)領域にも強く交差反応[4]することを示しました。 研究成果は、SARS-CoV-2の重症度診断、ワクチン効果診断、治療薬の開発に貢献すると期待できます。 今回、共同研究グループは、日人に多いヒト白血球型抗原(HLA)[5]タイプのHLA-A*24:02に結合するSARS-CoV-2のSタンパク質中のエピトープ[6]の同定に成功しました。季節性コロナウイルスに対する記憶免疫キラーT

    新型コロナウイルスに殺傷効果を持つ記憶免疫キラーT細胞
  • ウナギとワカサギが激減した宍道湖

    魚類と呼ばれる動物は5億年前から地球に存在し、現在の世界の海や川には3万3462種もいるとされる。魚類がうまれてからの5億年の間には、すべての生物種の9割以上が絶滅した大量絶滅時代(約2億5100万年前、ペルム紀末)があり、魚類も大部分が絶滅した。 書で対象としているのは、そんな壮大な物語ではない。全魚類ではなくウナギとワカサギの2種類だけ。そのうえ世界全体ではなく日、それも島根県の宍道湖という汽水(=海水と淡水が混じった水)の湖で起こったできごとが中心だ。この湖では1993年からウナギとワカサギがまったく漁獲されなくなるくらい減ってしまった。その原因は何か? 著者は水田で使われる農薬の一種であるネオニコチノイド系殺虫剤の影響だと考えている。 宍道湖は面積79㎢の日で7番目に広い湖で、湖当たり年間漁獲量は長年、日一をキープしている。漁獲量の大部分は魚ではなくヤマトシジミという二枚貝

    ウナギとワカサギが激減した宍道湖