ボクの政治思想の学問的知識はとってつけたようなものだけれども、それでも政治思想的にものごとを考えることは嫌いではない。で、最近とくに、自分自身の政治思想的立場は、どういうものなのだろうと自問自答することが多いのであるが、その種の自己分析をする上で結構有用ではないかと思われる事件が日本各地で露見している。高齢者が生きているか死んでいるかを行政が確認できていないという、例の問題である。 最初に二つの命題を掲げてみる。 (1)国民の一人ひとりが存在しているかどうかを確認することは、国家の中核的業務のひとつである。 (2)民主主義体制のもとでは、個々の国民は、国家が1)の業務を遂行することを拒絶したり妨害することはできない。 まず(1)について。ボクは、本人の生存確認ができないと不正に年金を受給する不埒者が出てくるという、いま実際に起こっている問題は、法的もしくは技術的に簡単に解決できると考えてい
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