日本音楽著作権協会(JASRAC)の著作権料徴収に反対する音楽教室側でつくる「音楽教育を守る会」が、徴収保留を求め宮田亮平文化庁長官に裁定申請した問題で、長官から諮問を受けた文化審議会は5日、徴収開始を認める答申をまとめた。 JASRACは昨年6月、管理作品の音楽教室でのピアノ演奏などに対して著作権料を徴収するとした使用料規定を文化庁に届け出た。反対する守る会会員は東京地裁に提訴。司法判断確定までの徴収保留を協議したが決裂し、同12月に著作権等管理事業法に基づく裁定を申請した。JASRACは裁定が出るまでは徴収できず、計画していた今年1月からの徴収を見送った。