南アでの日本の戦いぶりを、世界はどう見ていたのか。 オランダ代表監督として日本と対戦したベルト・ファンマルバイクが、 「日本の戦術変更」について本音を語った。 ――W杯で得た日本代表の印象を聞かせてくれますか。 「昨年9月に私たちと親善試合で対戦したときは、結果と内容が反比例していた。オランダは3―0で勝利したが、日本のほうが前半は確実に良いサッカーを見せていた。あの試合で唯一足りなかったのは決定力。もし日本に決定力が備わっていたら、私たちは勝てていなかったかもしれない。だからW杯では日本は難しい相手になるかもしれないと警告されていた。 その後、日本はいろいろ試して、違うスタイルに変わった。親善試合で私たちと対戦したときは、開始から早いプレスでプレッシャーをかけてきた。あのプレーはすごく良かったと思う。あの試合で私たちは学ぶことが多かった。そういう状況に対応するための練習が必要だと感じ、プ