例えば4Q残り10秒。 3点負けていて、誰に3Pを打たせるかの選択を迫られたタイムアウト。 チームにはA崎とB崎という2人のシューターがおり、どちらの選手も3Pの平均確率が40%。 この日の試合で、A崎はこれまでに5本中5本の3Pを成功させているが、一方のB崎は5本打って1本の3Pも決めれていない。 味方のオフェンスで再開されるゲームのクライマックスで3Pシュートを沈め、延長戦に持ち込むためには何崎にチームの命運を託すべきなのだろうか。 一般的には、3Pを5本打って5本決めるなど絶好調以外のなにものでもない。 1本中1本とか、2本中2本くらいなら試投数が少ないためによく起こる現象ではあるが、経験者の肌感覚的には3本中3本くらいから「おやおや?」と異変を察知しだす。 4本中4本、5本中5本と連続で決め出すようなことがあればその男はおよそ全盛期に突入しており、安西先生に対し「俺の栄光時代は今な