外国人観光客らを対象とした「観光医療」が広まっていることを受け、独協医科大(壬生町)は日光東照宮と連携し、社団法人「国際観光医療学会」を設立した。日光東照宮で十月九日に第一回学術総会が開かれる予定で、病院や介護施設、旅行会社などの関係者が多数出席するという。 同大は日光医療センター(日光市高徳)に四月、鬼怒川温泉などの恵まれた観光資源を生かし、全国でも珍しい「観光医療科」を新設した。中国人看護師を常駐させて「ホテル宿泊型人間ドック」を実施し、これまでに中国人二人が受診。帰国後のケアのため上海の病院と協定も結んだ。 同学会副理事長を務める日光医療センターの中元隆明病院長は「国際的視野に立って、諸般の課題に対する研究発表や情報交換の場にしたい」と総会に向けた意気込みを唱え、日光東照宮の稲葉久雄宮司は「観光医療は時代を先取りした取り組み。地域振興につながっていくことを期待する」と話した。 (宮本
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