聴覚障害者が生活面で一番困ることは医療機関でのコミュニケーションです。一方、医療従事者にとっては患者にクスリの使い方をきちんと伝えて理解していただくことが重要です。本書は、薬局での処方せん受付から、問診票への記入、計数・計量調剤、服薬管理・服薬指導、会計、お見送りまでの流れを中心に、全編モデルによるカラー写真でクスリの使い方などを手話表現で細かく説明してあり、コミュニケーションの参考にしていただくものです。また、巻末には医療機関で使える一般用語についての手話表現もまとめています。その他、身体のしくみについても臓器別にカラーイラストで示しています。 本書は単に「手話を学ぶため」だけの本ではありません。医療機関等でのスムーズなコミュニケーションツールとして位置づけている本です。本書が聴覚障害者にやさしい薬局づくりの必備書として、また、聴覚障害を持つ薬剤師の手引書として活用されるよう望みます。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く