猫をポリ袋に入れ、海へ投棄して死なせたとして、和歌山県警は23日、同県御坊市に住む80代の無職の男を動物愛護法違反の疑いで書類送検した。 御坊署によると、男は4月9日午後2時ごろ、同市塩屋町南塩屋の南塩屋漁港で、自宅の玄関先にいた子猫をポリ袋に入れて海に投げ捨て、死なせた疑いがある。男は容疑を認め、「このままだと確実に死ぬ。いっそ楽にしてやろうと思った。反省しています」と話しているという。 現場を目撃した人から同署に通報があったほか、県には「インターネットで話題になっている。対応してほしい」「ブログで猫を投げ捨てている写真を見た」というメールや電話が県内外から約10件寄せられた。県食品・生活衛生課は現場の様子を写したとみられるブログを確認し、漁港付近に動物虐待の防止を呼びかける啓発ポスター4枚を貼ったという。