護衛艦たかなみ艦長 2等海佐 米丸 祥一よねまる しょういち 昭和33年、鹿児島県出身。防衛大学校卒(26期)。 昭和57年海上自衛隊入隊。海上幕僚監部勤務、 ミサイル艇艇長、護衛艦艦長等。平成22年8 月から現職。 ――米丸艦長、本日は修理中でご多忙の中、時間をとっていただき有難うございました。 「たかなみ」は、今回の東日本大震災の災害派遣ではいち早く現場に駆けつけ小さな子供たちの救助作業等大変ご活躍をされたと伺っていますが、なかなか私ども一般の者にはその辺の細かい所が伝わって来ておりません。本日は特に初動段階における現場の一指揮官として臨場感あふれるお話を伺えればと思っています。 早速ですが、地震が発生した3月11日14時46分、艦長はどちらにいらっしゃいましたか? 米丸 当日は金曜日だったと思いますが、月曜日からの出港挨拶のため訓練指導隊群司令のところに居ました。非常にゆっくりしたか