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ブックマーク / mereco.hatenadiary.com (2)

  • 月桃とすばらしい日々 - 沙東すず

    那覇のビジネスホテルを朝早く出て、モノレールと飛行機と空港バスと船とバスを乗り継いで、ついにわたしは南の島にやって来た。 海の前の民宿に荷物をおいて、カメラを持って外に出る。バスに乗ってきた道路のまわりに、さらに別の集落と行き来するための小さな港、いささか大きな小中学校、一軒の商店といくつかの民家と民宿があるだけで、道路の先はマングローブが茂る河口を前に消えている。昼下がりの道には人通りもほとんどなく、南国の草花がぼうぼうと伸びていた。 港のそばの空き地につながれたヤギが、必死に草をべようと首を伸ばしている。よく見るとヤギは、つながれた植え込みを何周もしてロープのレンジをみずから狭めており、すでに手の施しようのないがんじがらめぶりだった。 民家の塀から月桃(ゲットウ)の花がのぞいているのを見つけた。ちまきのように硬く閉じた葉の先から、先が紅く色づいた白いつぼみの房が出てきて、やがてひとつ

    dobonkai
    dobonkai 2015/05/24
  • FLASH0617発売号に掲載されています - 沙東すず

    写真週刊誌FLASHの「東大卒女子100人」という企画で掲載されました。 学生時代の写真も依頼され、過去のHDDぶっ飛びなどの影響により手元に残っていたのが「五月祭でチャイナドレスを着て餃子を売っている写真」しかなく死にたい…と愚痴っていたところ、大学時代の友達(弁護士としてバリバリ活躍している)が卒業式の写真を送ってくれて一命をとりとめることができました。 五月祭といえば、先日ツイッターで生物観察サークルによるウミウシの展示が話題となっていて「こんなに楽しくて知的好奇心を刺激する活動をしている学生さんもいるのに、わたしときたら学業にもサークル活動にもなにひとつ身が入らず、変な服を着てまずいいものを売っていたなんて…」と若干落ちこみましたが、今はいろんなオモシロ活動に首をつっこむことができてきました。「学生時代は何もかもが輝いていた…」みたいな落ちこみかたはどうにかせずにすんでいるので、

    FLASH0617発売号に掲載されています - 沙東すず
    dobonkai
    dobonkai 2014/06/19
    死なれなくて良かったですw
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