1年間に生まれた子どもの数の「出生数」は、ことし全国で94万人余りと、これまでで最も少なくなる見通しとなったことが厚生労働省の調査でわかりました。一方、死亡した人は戦後最多の134万人余りとなる見通しで、人口の減少がさらに加速していることが浮き彫りになりました。 それによりますと、ことしの出生数は94万1000人と、初めて100万人を下回った去年よりさらに3万6000人少なくなり、明治32年に統計を取り始めて以降、最も少なくなる見通しです。 一方、国内の死亡者数は134万4000人と去年より3万6000人多くなり、戦後では最多となる見通しです。出生数から死亡者数を差し引いた人口の減少数は40万3000人と、戦後初めて40万人を超える見通しです。 日本の人口が減少するのは11年連続で、そのペースがさらに加速していることが浮き彫りになりました。 厚生労働省は「保育所の整備など現在の子育て世帯へ