印刷 タレント島田紳助さん(55)が芸能界を引退した問題で、十数年前に島田さんが抱えたトラブルを解決した暴力団関係者は、指定暴力団山口組の最高幹部の一人で、同組系列の組長であることが芸能関係者らへの取材で分かった。2005年にこの組長が大阪府警に逮捕された際に、島田さんが、知人の元プロボクシング世界王者、渡辺二郎被告(56)=恐喝未遂罪で大阪高裁から懲役2年の実刑判決を受け上告=に、警察批判ともとれるメールを送っていたことも分かった。 関係者によると、十数年前、関西テレビ(大阪市)制作のバラエティー番組「紳助の人間マンダラ」での島田さんの発言をめぐり、同局に街宣車が来てトラブルになった。芸能界を辞めようとまで悩んだ島田さんは、渡辺被告に相談。渡辺被告が組長に話をつなぎ、トラブルは解決したという。 組長は05年6月に競売入札妨害事件で、同11月に強制執行妨害事件でそれぞれ大阪府警に逮捕