死は人生の終末ではない。 生涯の完成である。(ルターの言葉) 声楽とヴァイオリン、クラシック音楽、時々ワンコの話。 昨日と重複する内容になりますが、堀内士功バリトンコンサートの受付でプログラムを貰い目を落としました。えっ!!堀内さんが「落葉松」を歌うの!!!と思わず思ってしまいました。私の中では「落葉松」は透明な女声に歌ってほしいというイメージが固まっていたからです。しかし堀内氏の「落葉松」は良い意味で私の期待を裏切る説得力のある歌唱でした。透明感のある女声の歌う「落葉松」をハイレゾとすれば、バリトンの堀内氏が歌う「落葉松」はモノクロームと言いますか、水墨画的な描写と言いますか、聴き手の創造力を活性化させる必然性を持ったものでした。自分の想像力の貧困さを恥じました。 特定の曲、ここでは「落葉松」ですが、特定の曲に対してある具体的なイメージを持つことは非難される必要はないと思います。ただその