日本政府が、フッ化水素など韓国向け半導体素材の輸出管理を厳格化すると発表して2週間以上たった。当初、徴用工問題への報復とされたが、日本側は一貫して「徴用工問題への対抗措置ではなく、安全保障上の問題だ」と主張している。 安全保障の問題とは、北朝鮮への横流し疑惑だ。 自民党の萩生田光一幹事長代行は、7月4日放送の『プライムニュース』(BSフジ)で、「(化学物質の)行き先がわからないような事案が見つかっている」と発言。 7月7日には、安倍首相も『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ系)で、「韓国は北朝鮮に対する制裁をよく守っている、貿易管理を確実にしていると主張しているが、まともに守っていないと思うのが当然だ」と、暗に北朝鮮への横流しを匂わせた。 フッ化水素は、核兵器やサリンの製造にも使われる。フッ化ポリイミドはレーダーなどに、レジストは軍用機搭載の半導体などに、いずれも転用可能だ。 韓国