限定的な条件下ならマンションの修繕積立金のインフレヘッジを株で行うことは可能だ、というお話です。 マンション管理はつくづく企業の経営と類似していると思わせます。似ていないところの筆頭は、扱う金額に比して管理組合が素人だらけということ。その問題が露呈している課題の一つは修繕積立金が足りないという問題です。いわゆるタワマンを貶める論調に与する気は全くありませんが、しかし「タワマン」ではなく「大規模マンション」と言い換えれば確かに修繕積立金が足りないという問題は重くのしかかっており、今後大きな課題になることは間違いありません。 修繕積立金の計画が甘すぎるマンションが多い中、私が住んでいるマンションでは幸いなことに現時点ではギリギリ足りそうな見込みではあるのですが、しかしこの計画に織り込まれていない重要な要素はインフレです。近年の建築コストの高騰は目を剝くものがあり、国土交通省の資料を見ても202