このような方法で採掘されたウラン燃料を、日本はカナダ、オーストラリア、アメリカ、南アフリカ、イギリス等から輸入しています。 ウラン鉱石が採れる鉱山は、アメリカ、カナダ、オーストラリア、インドなどで先住民が住んでいるところに多くあります。 アメリカではユタ州、コロラド州、アリゾナ州、ニューメキシコ州の4州にまたがるフォーコーナーズと呼ばれるところにナバホ族、ポピ族等のインディアンの居住地(*参考資料7参照)があります。日本に落とされた原爆の原料になったウランはこの地方で採掘されました。鉱山で働く人々にはウランが体に悪いことなど知らされていませんでしたから、埃だらけの坑道内で食事をしたり、坑道の中に溜まった水を飲んだり、放射能を含む埃まみれのまま家に帰り子供達と遊んだりしました。このような状況は、どこのウラン鉱山でも共通しています。そのため、ウラン鉱山で働いた人たちの中には、肺ガンで亡くなる人