東日本高速道路は23日、グループ会社「ネクスコ・トール北関東」の男性料金収受員(57)が私用で高速道路を利用する際、通行料金計3万9750円の支払いを不正に免れていたと発表した。 同社は22日付で収受員を懲戒解雇にし、刑事告訴も検討している。 発表によると、収受員は昨年9月28日から今年3月31日にかけ計11回、乗り入れたインターチェンジ(IC)を偽る手口で、本来の料金(4万3700円)より3万9750円少ない金額しか支払わなかった。自宅最寄りの群馬県・関越道前橋ICから新潟県・北陸道上越ICまで利用したのに、同県柏崎ICから乗り入れたと偽った例もあった。東日本高速道路は「模倣される可能性がある」として不正の詳細な手口を明らかにしていない。