ブックマーク / xtech.nikkei.com (2)

  • 「車はつらいよ」新公共交通が救うか

    国指定重要文化財の萬代橋を渡る新潟市のBRT(バス高速輸送システム)の連節バス。路線名は萬代橋ラインだ(写真:日経コンストラクション) 5月下旬からBRT(バス高速輸送システム)やLRT(次世代型路面電車)の取材に取り組んでいる。どちらも近い将来の超高齢化社会に対応し得る新しい公共交通システムとして注目され、主に地方都市で導入の動きが盛んだ。 ただ、こうした公共交通システムは今のところ、自家用車の利用に慣れた地元住民の支持を必ずしも得られていない。導入に熱心な自治体の首長は議会での基盤が強固でも、しばしば選挙で大苦戦を強いられる。公共事業を取材するうえで地元の民意は重視せざるを得ず、いろいろ考えさせられている。 そんな日々のなかで週末に映画館に入り、山田洋次監督の『家族はつらいよ2』を見た。もちろん、週末くらいは仕事を忘れて気晴らしをするために見たのだ。 しかし、主人公の平田周造(橋爪功)

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  • 博士しか相手にされない欧米、博士を必要としていない日本

    イノベーション理論と物性物理学を専門とする京都大学大学院総合生存学館(思修館)教授の山口栄一氏が、新著『物理学者の墓を訪ねる ひらめきの秘密を求めて』(日経BP社)で偉大な物理学者たちの足跡をたどったことをきっかけに、現代の“賢人”たちと日の科学やイノベーションの行く末を考える企画。前回に続き、米パデュー大学H.C.ブラウン特別教授の根岸英一氏と、山口氏による対談の模様を伝える。 話題は、日アメリカにおける研究者のあり方の違いへと進んだ。(構成は片岡義博=フリー編集者) 台頭しつつある中国の頭脳 山口 日では、化学産業は何とか持ちこたえているものの、エレクトロニクスや物理系の産業は総じて落ち込んでいます。シャープは自力再生が難しくなって、ついに台湾の鴻海精密工業に買収されました。東芝も今年に入って子会社の原子力企業(ウェスチングハウス・エレクトリック)が倒産し、何と最も大切な半導

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