なんか花沢健吾とか真鍋昌平とか佐藤秀峰みたいな、エグいリアルを描いてトンガッてますという作風が最近苦手。 本当はリアルじゃないという部分も少なからずあるけど、荒涼なままに広がる曇天の砂漠みたいなビジュアルがダメだ。 線も生真面目すぎて息が詰まりそうだし。 共通項としてドロップアウトしたやばそうな奴がリアルに踏み殺されてゆくようなものばかり。 花沢は『ルサンチマン』の頃はボーイミーツガールで好きだったけど、この系列に転ぶとは思わなかった。 観なくてもいい黒い社会なんて僕にはどうでもいい。自分が経験して許容した真っ黒な現実だけで十分です。 僕はたとえ苦しくても現実味のないファンタジックな世界が見たい。