子どもたちに読書に親しんでもらおうと、福島県矢祭町教委が始めた「子ども司書講座」の第1期生の認定式が20日、矢祭町の矢祭もったいない図書館で行われた。 講座は昨年6月に開講。本の十進分類法や貸し出しと返却の手順、絵本読み聞かせなど15の講座が設けられ、12単位以上を取得すると子ども司書に認定される。全国初のユニークな取り組みとして注目された。 受講した町内の小学4〜6年の児童14人に、古張允町長が認定証を手渡した。子ども司書はもったいない図書館のサポーターに委嘱され、読み聞かせなどを手伝う。 古張町長は「テレビや漫画に興味がいってしまう時代だが、読書が一番心に残る。本に親しむ機会を増やしてほしい」と話した。 認定者の一人、関岡小4年の本多里奈さん(10)は「子ども司書になれて、うれしい。十進分類法が面白かった。みんなに読書の楽しさを伝えたい」と張り切っていた。 2010年02月21