シャープの話題で持ちきりだ。日本の物作りを代表する優良企業と見られていた家電メーカーが、台湾の下請けから成り上がった企業により、救済に近い形で出資を受ける・・・・・・この一件からはシャープ一社の問題にとどまらず、まるで日本経済の行く末を暗示するような気味の悪さを感じている人も少なくないだろう。 すでに様々な分析は出揃ったので、今更語るべきことはもう無いと思っていたが、先日ヤフーのトップニュースではある専門用語が使われていた。 それが「フリーキャッシュフロー」という会計用語だ。記事にはシャープは営業利益が過去最高を更新した2007年3月期ですらフリーキャッシュフロー(FCF)はマイナスだった、と書かれている。記事には用語の説明が全く無く、やや不親切だろう。 上場企業は、利益・資産・資金繰りに関する情報を公開することが義務付けられている。いわゆる決算書とか財務諸表と呼ばれるもので、正確に言うと
![シャープの本当の問題は、結局どこにあったのか? アゴラ掲載原稿 : シェアーズカフェのブログ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bce19bc5d7862de5a63be8193737b0a71877ed05/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flivedoor.blogimg.jp%2Fikedanobuo%2Fimgs%2Fe%2F7%2Fe75dbf4c.gif)