筆者は現在、フランスの自動車学校で路上教習を受けているのだが、フランスで車を運転していると、改めて気づかされることがある。それは、 赤信号無視する歩行者の多いこと! だ。たとえ歩行者の信号が赤であっても、「渡れそうなら渡る」というのがフランスでの歩行者ルールのようだ。車の信号が青でも、スピードを下げすぎると次々と歩行者が渡ってしまうので、「もっとスピードを上げて!歩行者に渡らせないようにしなくちゃだめだ」と何度も教官に注意された。それほど、フランス人歩行者の赤信号無視は日常茶飯事なのである。 5445人の歩行者観察による調査結果2017年2月15日にフランスで発表された研究でも、同じような結果が出た。ストラスブール(3か所)と名古屋市(4か所)の歩行者信号を渡った5445人の歩行者の行動を調査したものである。調査によると、41.9%のフランス人歩行者は赤信号でも信号無視して渡る一方で、日本