『1つずつ自分を変えていく 捨てるべき40の「悪い」習慣』(午堂登紀雄著、日本実業出版社)は、ビジネススキルなどについてのセミナー、講演を積極的に行なっている著者の新刊。さまざまなカテゴリーにおける「捨てるべき習慣」についての持論を展開しています。それぞれが興味深いのですが、きょうは「働き方」のなかから、いくつかを引き出してみたいと思います。 タイムマネジメントを捨てる 捨てられない人:忙しいことで満足する。 捨てられた人:成果を追究できる。 著者は「タイムマネジメントは不要」という考え方を持っているそうですが、その理由は2つ。まずひとつは、マネジメントすべきなのは時間ではなく、むしろ「自分の働き方」だと考えているから。そして重視しているのは、同じ時間を使って効果効用が最大になるように、自分の動き方を最適化させること。 もうひとつの理由は、「他人との約束」にすぎないスケジュールより重要なの