無事着地できてうれしい ──「甘々と稲妻」の完結、おめでとうございます。まずは最終回を迎えた率直な感想を聞かせてください。 ありがとうございます。今は無事着地できてうれしいっていう気持ちですね。ただ、最終回を描いて、そのあとすぐに番外編を何本か描いて、単行本作業に入り……という感じなので、なかなか終わったという実感がなくて(笑)。先日、12巻の限定版についてくる画集の入稿も終わって、修正原稿もお渡しして「あとはよろしくお願いします!」ってバトンタッチしたんですけど、見落としがないかとか、なかなか気が抜けない感じです(笑)。ちゃんと実感が湧くのは、最終巻を手に取ったときかなっていう気がしています。 ──どんな最終回を迎えるか、雨隠さんの中では最初から結末は決まっていたんでしょうか。 連載前から、小鳥が高校を卒業するぐらいまで続けたいっていう希望はありましたけど、具体的に最終回をこうしようって