最近は、素行の悪さや品位の欠如が指摘されている某横綱の問題、弟子を暴行して死に至らしめ相撲協会から永久追放される事がほぼ確定的となった某親方の問題などがメディアを賑わせ、相撲全体に対してのイメージが著しく低下している感がありますが、私としては、これら一連の角界の不祥事の根底は、「そもそも相撲とは“神事”である」という認識が完全に欠落していた事にあるのではないか、と思っています。 相撲とは神事である、という事を如実に物語っている文章が、神社新報社から発行されている広報誌「むすひ」(平成20年版)に掲載されていたので、以下にその文章の一部を転載させて戴きます。この文章は、現在はスポーツコメンテーターとして活躍されている舞の海秀平さん(現役時代の最高位は小結)のインタビュー記事です。ちなみに、以下の転載文中に出てくる「時津風日本相撲協会理事長」というのは、平成10〜13年まで相撲協会の理事長を2