アメリカのSFドラマ「スタートレック」の中に登場した「ホロデッキ」。この装置に入ると、現実と変わらない架空の空間が広がり、その中で行動することができる。まさに巨大なヴァーチャルリアリティと言える。 その空間に映し出される人や物は、全て3D映像、「ホログラム」だ。しかし現実の世界でも、この「ホログラム」に、物体の触感を加えた装置の開発が進められている。 超音波を利用し物体を浮かび上がらせる 開発を手掛けているのは、ブリストル大学のベン・ロング博士。彼は、ホログラム装置の上部に複雑なパターンの超音波を集約させ、空間の気体をかく乱し、物の形状を立体的に浮かび上がらせることに成功した。 しかもそれは、ユーザーが目の前の3D映像に触れると、超音波のわずかな振動により、その物体の手触りまで伝わるというものだ。 触れることができないものでも可能に 研究者はDailyMailの中で次のように語った。 「将