ロンドン(CNN) 英ロンドンで市民や観光客が自転車を共同利用する「自転車シェアリング」が7月30日からスタートする。同じ形をした黒、銀色、青色の自転車6000台をそろえ、市内に400カ所の駐輪所を設置、通勤や観光での自転車利用を促す。 共有自転車を利用するには1日当たり1ポンド、年間で45ポンドの契約料のほか、使用時間に応じた料金がかかる。30分までは使用料無料。自転車は15年間で10万キロ近い距離を走れる設計になっているという。 ロンドンのボリス・ジョンソン市長は2000―2025年の間に市内の自転車利用を4倍に増やすという目標を打ち出しており、自転車シェアリングはこの一環となる。市当局者は「この自転車がバスやタクシーと並ぶロンドン名物になってほしい」と期待を寄せる。 自転車シェアリング開始に当たっては、パリで3年前から実施されている制度をモデルにした。パリの共有自転車はスタート時の1