週末に郊外の畑に出かけて収穫の喜びを実感する「半農生活」。中高年に広がるブームとは裏腹に、「農園が遠い」「指導者がいない」といった理由で長続きしない人が少なくない。専門家は「都市生活者が菜園デビューする際にはサポートする“伴走者”が大切」と指摘。趣味の教室と違って相手は生き物なだけに、1カ月以上畑を放置すれば雑草だらけにもなる。自分に合った農園選びのコツとは?(日出間和貴)関連記事コロンビアの農園直営、12年かけ“熟…農地の相続税軽減 共産が都市農業振興策記事本文の続き ■毎年希望者が殺到 都市生活者の農業で、先駆的な取り組みを続ける東京都練馬区。ここ数年、利用者に人気なのが農家の指導を直接受けられる「体験型農園」だ。区民でなくても20歳以上であれば応募でき、農機具などは農園側が準備。そんな至れり尽くせりのサポートが評判で、毎年4倍近い希望者が殺到するという。 「市民農園と比べて体験型の自