140字以内で“つぶやく”ミニブログ「Twitter」(ツイッター)。多くの著名人・有名人がTwitter上でブログよりも頻繁に“生声”をつぶやき始めたことから、日本でのユーザー数がこの1年間で爆発的に増えた。 そんな2010年4月末、「第1回Twitter小説大賞」(ディスカヴァー・トゥエンティワン主催)が発表された。これはその名のとおり、Twitter上で募集した文学賞だ。 作品を発表する場を求める本気の作家から、手軽さに魅力を感じる一般投稿者まで、送られてきた作品は実に2357作品。コメディ、ホラー、SF、恋愛、推理などなど、テーマも多岐にわたる。 ここで、栄えある第1回大賞作品(作者:@bttftagさん)をご紹介しよう。 「町の小さな郵便局に今週も彼女は現れた。局員たちに水曜日さんと呼ばれる彼女が今日差し出した手紙にはしかし宛名がない。「これじゃ届きませんよ」苦笑しながら顔を上げ