(CNN) 告発サイト「ウィキリークス」(WL)が大量の文書を公開してから数カ月がたつ。関係者によると今やWLはスタッフと資金の不足に陥り、入手した情報を検証できない状態にあるという。 性犯罪を問われたWL創設者のジュリアン・アサンジュ容疑者は、保釈金を払って現在はロンドンに滞在しているが、今後スウェーデン、さらには米国に送還される可能性がある。米外交公電を公開して以降、WLは金融機関から取引を打ち切られ、寄付を集めにくくなっている。 WLが衰退をみせる中、さまざまな組織が次のWLに名乗りを上げている。例えば、環境問題に特化した「グリーンリークス」やWLの元スポークスマンが立ち上げた「オープンリークス」などがある。 だが、最も議論を呼びそうなのは「アノニマス」だろう。WLとの取引を打ち切ったクレジットカード会社やオンライン決済サービスのサイトを攻撃したことで悪名をとどろかせたハッカー集団だ