豊岡中央青果が出荷を始めた「モーツァルトバナナ」=豊岡市福田で、2010年7月11日午前11時6分、皆木成実撮影 ◇「将来、京阪神にも」 【兵庫】豊岡市福田の豊岡中央青果(鈴木栄一社長)は、音楽を聴かせながら熟成させたバナナを「モーツァルトバナナ」と名づけ、12日、出荷を始めた。 食品の熟成過程で音楽をかけると糖度やうま味がアップするという「音楽熟成」を提唱している日本音楽熟成協会(米子市、杉原弘一郎理事長)の協力で始めた試み。 今年3月に建て替えたバナナ熟成庫にスピーカーなど音楽設備を設け、フィリピンなどから輸入された青いバナナを1週間かけて熟成させる際、庫内にモーツァルトの音楽を流し続ける。熟成したバナナは、コウノトリがタクトを振っているラベルを付けて青果店などに出荷される。 同様の試みは鳥取や宮崎県でトマトや日本酒、食肉、うどんなどに取り入れられているといい、鈴木社長は「ブランド力を